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ソウルフードになったピザ

A City's Soul in a Pizza     

【シカゴ紀行】建築の街が愛するソウルフード「ディープディッシュピザ」の魅力                                                    

出典:[Deep dish pizza] by Chris6d, via Wikimedia Commons

近代建築の巨匠、フランク・ロイド・ライトが活動の拠点とし、オーガニックハウスの原点とも言える場所、アメリカ・イリノイ州シカゴ。

ミシガン湖の風が吹き抜けるこの街は、世界中の建築ファンを魅了してやみません。ライトの傑作「ロビー邸」や、自身の建築事務所を構えた「オークパーク」など、街全体がまるで建築の博物館のようです。

そんなシカゴを訪れた際、建築巡りの合間にぜひ体験していただきたいのが、この街独自の食文化「シカゴスタイル・ピザ(ディープディッシュピザ)」です。今回は、建築にも通じるその「構造」と「歴史」の魅力をご紹介します。

出典:[Deep dish pizza] by BrokenSphere, via Wikimedia Commons

1. 常識を覆す「逆転の発想」から生まれたピザ

「ディープディッシュ(Deep Dish)」の名が示す通り、このピザの最大の特徴はその深さにあります。高さ約5cmほどのケーキ型のような鉄板で焼き上げられるその姿は、私たちが普段目にするピザとは全くの別物。「食べる」というよりは、ナイフとフォークで「切り分ける」料理です。

建築的な「機能美」を持つ構造

シカゴピザの面白さは、その具材の重ね方にあります。通常のピザとは順番が逆なのです。

最下層: 生地の底に、たっぷりのモッツァレラチーズを敷き詰める

中間層: 肉や野菜などの具材を配置

最上層: 濃厚なトマトソースで蓋をする

なぜ、一番上にチーズを乗せないのでしょうか? それは、焼き時間が30〜40分と非常に長いため、通常の順番だとチーズが焦げてしまうからです。「美味しく仕上げるために、構造を再構築する」という点は、機能と美しさを融合させるライトの建築思想にも通じるものを感じさせます。

出典:[Deep dish pizza] by Yeyeyeboy, via Wikimedia Commons

2. 待ち時間こそが「豊かさ」の証

シカゴピザの名店「Lou Malnati's(ル・マルナーティ)」や「Giordano's(ジョルダーノス)」を訪れると、注文してからピザがテーブルに届くまで、非常に時間がかかります。

しかし、シカゴの人々はこの待ち時間を嫌がりません。 分厚いピザがじっくりとオーブンで焼き上がるまでの間、家族や友人と会話を楽しみ、店内の雰囲気を味わう。それはまさに、「食事」を単なる栄養摂取ではなく、「共に過ごす時間」として大切にする文化の表れです。

焼き上がったピザがテーブルに運ばれ、サーバーが一切れ持ち上げた瞬間に溢れ出すチーズと湯気。その歓声とともに始まる食事は、心もお腹も満たす特別な体験となります。

出典:[Chicago] by https://www.mariemillerphotography.com Marie Mille, via Wikimedia Commons

3. オーガニックハウスとシカゴの繋がり

オーガニックハウスが継承するフランク・ロイド・ライトの建築は、シカゴの風土の中で育まれました。

プレーリースタイル(草原様式): シカゴ周辺の平原に溶け込むような、水平ラインを強調したデザイン。

炉(暖炉)中心の設計: 家族が集まる場所を家の中心に据える考え方。

シカゴの街で、ライトの建築(オークパークの自邸やスタジオなど)を見学した後に、熱々のディープディッシュピザを囲む。それは、「空間の居心地の良さ」と「食卓の温かさ」という、暮らしにおいて最も大切な2つの要素を肌で感じる旅となるでしょう。

4. ご自宅で楽しむ「シカゴ・スタイル」な休日

日本のご自宅でも、このシカゴの空気感を取り入れてみてはいかがでしょうか。

ディープディッシュピザは、深さのあるスキレット(鋳鉄製のフライパン)やケーキ型があれば、ご家庭でも再現可能です。オーガニックハウスにお住まいの皆様なら、素材にこだわり、国産小麦や有機野菜を使った「オーガニック・ディープディッシュピザ」にアレンジするのも素敵です。

週末のブランチにおすすめの楽しみ方

時間をかけて作る: 週末、家族みんなで生地から作ってみる。

ダイニングを整える: 普段より少し照明を落とし、お気に入りの音楽をかける。

シェアする喜び: 大きなピザを切り分け、取り分ける動作そのものを楽しむ。

編集後記:住まいと食の美しい関係

フランク・ロイド・ライトは「家は単なる箱ではなく、住む人の精神を豊かにする場所であるべきだ」と考えました。

出典:[Chicago] by w_lemay, via Wikimedia Commons

シカゴの重厚な建築と、ボリュームたっぷりのピザ。一見異なる両者ですが、どちらも「人々の暮らしを豊かにしたい」というエネルギーに満ちています。

オーガニックハウスでは、そんなシカゴのDNAを受け継いだ、普遍的で心地よい住まいをご提案しています。今度の休日は、シカゴの風景に思いを馳せながら、ご家族と豊かな食卓を囲んでみてはいかがでしょうか。

distinct Editorial team

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Gourmet

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Published  

2026/2/20

distinct Editorial team

2026/3/9

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