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“ 土 “ を愛して

Loving the clay.               

名建築のルーツに触れる、INAXライブミュージアムへの旅

時を経るごとに味わいを増し、世代を超えて愛される「オーガニックハウス」の住まい。私たちが大切にしているフランク・ロイド・ライトの思想、それは自然の姿に学び、建物と環境が調和することです。

そんな「自然素材」や「手仕事」の温もりに魅せられた皆様に、ぜひ訪れていただきたい場所があります。愛知県常滑市、焼き物の街にあるLIXILの文化施設「INAXライブミュージアム」です。

かつてライトが旧帝国ホテルで追求した、土と焼き物が織りなす建築の美。その原点とも言える世界観を五感で楽しめる、大人のための知的探求スポットをご紹介します。

1. 建築を彩る「土」の呼吸を感じる場所

オーガニックハウスにお住まいの皆様であれば、壁や床の素材が持つ「質感」が、いかに心地よい空間を作るかをご存知かと思います。

INAXライブミュージアムは、単なる展示施設ではありません。土と焼き物が織りなす多様な世界を「観て、触れて、感じる」ことができる体感型ミュージアムです。敷地内には、大正時代の土管工場を保存した資料館や、世界の装飾タイルを集めた博物館など、知的好奇心をくすぐる6つの館が点在しています。

中でも注目は、「土・どろんこ館」。土をふんだんに使った版築(はんちく)の壁や、柔らかな曲線を描く空間は、まさにライトが提唱した「有機的建築」に通じる、自然と一体化するような安らぎに満ちています。

2. ライトも愛した「装飾タイル」の歴史物語

フランク・ロイド・ライトといえば、旧帝国ホテル(ライト館)で用いられた通称「スクラッチタイル(スダレ煉瓦)」が有名です。あの独特の陰影と幾何学的な美しさは、常滑の職人たちとの協働によって生まれました。

施設内の「建築陶器のはじまり館」や「世界のタイル博物館」では、そんな建築と焼き物の深い関わりを紐解くことができます。紀元前から近代に至るまで、人々がいかにして土を焼き、住まいを美しく飾ろうとしてきたか。その歴史や装飾タイルの数々は、ご自宅のインテリアやデザインにこだわる皆様にとって、新たなインスピレーションの源泉となるはずです。

3. 手仕事の尊さを再確認する「体験」

「観る」だけでなく、自らの手で「創る」体験もこのミュージアムの醍醐味です。

特に人気の「光るどろだんごづくり」は、土の球を削り、磨き上げることで、宝石のように輝く球体へと変身させるワークショップ。無心になって土に触れ、自分の手で素材の美しさを引き出す時間は、普段の忙しさを忘れさせてくれる贅沢なひとときです。

完成したどろだんごは、ご自宅のニッチや飾り棚を彩る、世界に一つだけのアートピースとなるでしょう。

「住まい」をより豊かに愛するために

普遍的なデザインと、自然素材の経年変化を楽しむオーガニックハウスでの暮らし。その背景にある「素材の物語」を知ることは、日々の暮らしをより愛おしく、深いものにしてくれるはずです。

次の休日は、建築と土の記憶を辿る常滑への旅に出かけてみてはいかがでしょうか。きっと、あなただけの「普遍的な美」のヒントが見つかるはずです。

Information

INAXライブミュージアム 〒479-8586 愛知県常滑市奥栄町1-130 公式サイトはこちら
https://livingculture.lixil.com/ilm/

※開館時間や休館日、体験教室の予約状況は公式サイトにてご確認ください。

distinct Editorial team

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Interior

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Published  

2026/2/25

distinct Editorial team

2026/3/9

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