ライト、ゴルフ、カメハメハ。
Wright. Golf. Kamehameha.
マウイ島の丘に佇む「幻の邸宅」。巨匠の愛弟子ラッタンバリーが繋ぐ、ハワイとオーガニックハウスの物語

出典:[King Kamehameha Golf Course Clubhouse NE dome]by Viriditas, via Wikimedia Commons
楽園に遺された、ライトの「幻」に出会う
ハワイ・マウイ島。雄大なハレアカラ山を望む丘陵地に、ひときわ異彩を放つ建造物が佇んでいます。 「キングカメハメハ・ゴルフ・クラブ(The King Kamehameha Golf Club)」。
一見して心を奪われるその有機的なフォルムと、大地に溶け込むような色彩。建築やデザインを愛するオーガニックハウスのお客様なら、その佇まいに「フランク・ロイド・ライト」の息吹を感じ取られるかもしれません。
それもそのはず、このクラブハウスは、ライトがかつて描いたものの、実現することのなかった「幻の設計図」から生まれた場所なのです。

出典:[Frank Lloyd Wright architecture]by Heidi De Vries, via Wikimedia Commons
【ストーリー】マリリン・モンローのために描かれた夢
この建物の元となった設計は、1957年、ライトが女優マリリン・モンローとその夫アーサー・ミラーのために設計した邸宅プランでした。しかし、二人の離別などにより計画は白紙となり、ライトの死後も長らくタリアセンのアーカイブに眠ることになります。
時を経て、その設計図に新たな命を吹き込んだ人物こそが、ライトの愛弟子であり、皆様にも馴染みの深い建築家、ジョン・ラッタンバリー(John Rattenbury)氏です。
【キーパーソン】二つの建築を繋ぐ、ジョン・ラッタンバリーの仕事
ライトの思想を最も深く理解する継承者の一人、ジョン・ラッタンバリー。彼はマウイ島の広大な敷地に合わせて、マリリン・モンロー邸の原案をクラブハウス用に拡張・再設計しました。
ステンドグラスの幾何学模様、緩やかな曲面を描くルーフ、そして周囲の自然と一体化する水平ライン。 1993年に完成したこの建物は、ライトが提唱した「有機的建築」の理念が、弟子の手によって見事に具現化された傑作です。
そして、この「ラッタンバリー」という名前に、特別な親近感を覚えるお客様も多いのではないでしょうか。

出典:[King Kamehameha Golf Course Clubhouse NE dome]by Viriditas, via Wikimedia Commons
【繋がり】日本の「オーガニックハウス」に息づくDNA
私たちオーガニックハウスのラインナップの一つ、「RATTENBURY(ラッタンバリー)」。 流れるような空間構成と、ドラマチックな造形美を持つこのモデルは、まさにジョン・ラッタンバリー氏が基本設計を手掛け、日本の風土に合わせてアレンジされた住まいです。
マウイ島の壮大なクラブハウスと、日本のオーガニックハウス。 スケールや用途は違えど、そこには同じ建築家の情熱と、フランク・ロイド・ライトから受け継がれた「普遍的な美」のDNAが流れています。
「世代を超えて住み継がれる家」を選ぶ皆様の審美眼は、海を越えたマウイ島の名建築とも深く共鳴するはずです。
【結び】次の休暇は、建築を巡る旅へ
キングカメハメハ・ゴルフ・クラブは、ゴルフをプレーされない方でも、ショップやレストランの利用を通じてその空間を体験することが可能です(※訪問時は最新情報をご確認ください)。

出典:[King Kamehameha Golf Course Clubhouse NE dome]by Viriditas, via Wikimedia Commons
ご自身の住まいと同じ「血統」を持つ建築が、ハワイの風の中でどのように息づいているのか。 次の休暇には、ぜひマウイ島へ足を運び、ラッタンバリー氏が手掛けた「幻の邸宅」の空間に身を置いてみてはいかがでしょうか。
■ Information The King Kamehameha Golf Club URL: https://www.kamehamehagolf.com/