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巨匠が愛した "アメリカン・ドリーム"

The Master's Beloved "American Dream"  

フランク・ロイド・ライトの審美眼。名車「1929年製 パッカード」と普遍の美しさ

「近代建築の三大巨匠」の一人として数えられ、私たちの住まいづくりに多大なインスピレーションを与え続けているフランク・ロイド・ライト。自然と空間が調和する彼の「有機的建築」の思想は、現在も色褪せることなく受け継がれています。

しかし、ライトの並外れた審美眼が向けられていたのは、建築物だけではありませんでした。実は彼は、大の「自動車愛好家」でもあったのです。

今回は、そんなフランク・ロイド・ライトと深いゆかりを持つ名車が、世界的なオークションである「RM Sotheby's(RMサザビーズ)」にて取引された記録をご紹介しながら、巨匠が愛したデザインの神髄に迫ります。

建築家ライトが愛した「走る芸術品」

生涯にわたり多くの車を所有したライトですが、中でも彼が特別な愛情を注いだのが、アメリカの高級車ブランド「Packard(パッカード)」でした。

ライトは自身の愛車を、彼を象徴するテーマカラーである「チェロキー・レッド」に塗り替えたり、時には自らデザインに手を加えたりして楽しんでいたという逸話が残っています。車という工業製品の中にも、彼は建築と同じ「流れるようなプロポーションの美しさ」や「クラフトマンシップ」を見出していたのでしょう。

RMサザビーズに登場した「1929 Packard 645 Deluxe Eight Sport Phaeton」

世界最高峰のクラシックカー・オークション「RMサザビーズ」のアメリア・アイランド開催にて、31万3,500ドル(当時のレートで数千万円規模)で落札されたのが、「1929年製 パッカード 645 デラックス・エイト スポーツ・フェートン」です。

1929年製のパッカード・フェートンは、まさにライト自身が所有し、深く愛用していた同年代の名車中の名車。アメリカ屈指のコーチビルダー(車体架装業者)である「ディートリッヒ」が手掛けた優雅なボディワークをまとい、息を呑むほど美しいツートンレッドに仕上げられています。

アメリカの格式高いコンクール・デレガンス(CCCA)において100点満点を獲得するなど、名だたるコレクターたちの手で大切に受け継がれてきた、まさに「本物」と呼ぶにふさわしい一台です。

出典:オークションで取引された実際の車両の詳細はこちら(RMサザビーズ公式ページ・英語)

1929 Packard 645 Deluxe Eight Sport Phaeton by Dietrich

https://rmsothebys.com/auctions/am16/lots/r147-1929-packard-645-deluxe-eight-sport-phaeton-by-dietrich/

時代を超えて受け継がれる「本物」の価値

滑らかな水平ライン、細部にまでこだわった本木目のアクセント、そして上質なレザーインテリア。このパッカードが持つ「素材の美しさを引き出し、機能とデザインを高い次元で融合させる」という哲学は、どこかライトの建築思想と深く共鳴しているように感じられませんか。

ライトが設計した住宅が、100年の時を経てもなお人々に愛され、住み継がれているように。1929年に作られたこの美しいパッカードもまた、歴代のオーナーたちの手によって大切にメンテナンスされ、時代を超えて輝き続けています。

「流行に左右されない普遍的な美しさ」を日常に取り入れることの豊かさ。

それは、オーガニックハウスが皆様にご提供したいと願っている住まいの価値そのものです。

巨匠ライトが愛した1920年代のクラシックカーの美しい造形美。ぜひこの機会に、その歴史とロマンに想いを馳せてみてはいかがでしょうか。

distinct Editorial team

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Published  

2026/5/22

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2026/5/22

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