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森の中の" アイスクリーム "

"Ice Cream" in the Forest          

巨匠フランク・ロイド・ライトの建築と「伝説のアイスクリーム」の意外な関係 — 米国ケンタック・ノブを訪ねて

フランク・ロイド・ライトの建築といえば、自然と調和した荘厳なデザインや、幾何学的な美しさを思い浮かべる方が多いかもしれません。しかし、その傑作住宅の一つに、とても甘く、親しみやすい「アイスクリーム」の物語が隠されていることをご存知でしょうか?

今回は、ペンシルベニア州にあるライト晩年の傑作「ケンタック・ノブ(Kentuck Knob)」と、その施主が愛したアイスクリームについてご紹介します。

1:山頂に佇む「ユーソニアン・ハウス」の傑作

有名な「落水荘(フォーリングウォーター)」からわずか数マイル。ペンシルベニア州フェイエット郡の緑豊かな山の中に、ライトが設計した住宅「ケンタック・ノブ」は静かに佇んでいます。

1954年、ライトが86歳の時に設計されたこの邸宅は、彼が提唱した「ユーソニアン・ハウス(米国市民のための手頃で美しい住宅)」の理念を体現しています。地元の砂岩、レッドサイプレス(赤ヒノキ)、そして銅板の屋根で作られたその姿は、まるで山の一部であるかのように自然環境に溶け込んでいます。

2:施主は地元の「アイスクリーム王」

なぜ、この建築とアイスクリームに関係があるのでしょうか? それは、この家を依頼した施主、アイザック&バーナディン・ヘイガン夫妻の職業に理由があります。

ヘイガン夫妻は、地元で愛される「ヘイガン・アイスクリーム・カンパニー(Hagan Ice Cream company)」の創業者一族でした。1922年に創業し、アレゲニー山脈以西で初となる商業用アイスクリーム製造を行った名家です。

彼らは友人であったカウフマン家(落水荘のオーナー)を通じてライトの建築に魅了され、「自分たちもライトの家に住みたい」と熱望しました。そして完成したこの家で、彼らは30年以上にわたり、四季折々の自然を愛でながら暮らしました。

3:元温室のカフェで味わう、歴史の味

現在、ケンタック・ノブは一般公開されており、世界中から建築ファンが訪れます。しかし、見学ツアーの最後に待っているのは、建築の感動だけではありません。

敷地内にあるビジターセンターのカフェでは、なんと今でも「ヘイガン・アイスクリーム」が提供されているのです。

しかも、このカフェの建物自体にも驚きの歴史があります。実はこの建物、元々は「落水荘」にあった温室を移築したもの。ライト建築の縁(ゆかり)ある空間で、かつての家主が作り上げたアイスクリームを味わう……。それは、建築を見るだけでは分からない、当時の「暮らしの豊かさ」を五感で体験できる特別なひとときです。

4:住まいは「人生を楽しむ」ための器

ケンタック・ノブのテラスからは、オハイオパイル州立公園の雄大な景色が一望できます。ヘイガン夫妻もかつて、このテラスでアイスクリームを片手に、家族や友人との語らいを楽しんだことでしょう。

フランク・ロイド・ライトの建築は、単なる芸術作品ではありません。そこには常に、住まう人の「人間らしい生活」への眼差しがあります。美味しい食事、美しい景色、そして心地よい空間。それらが一体となって初めて、家は完成するのです。

結び:あなただけの「オーガニックな暮らし」を

時を経ても色褪せないケンタック・ノブのように、オーガニックハウスもまた、世代を超えて住み継がれる家づくりを目指しています。

流行を追うのではなく、自然に寄り添い、家族の歴史を刻んでいく住まい。あなたもオーガニックハウスで、自分たちだけの豊かな物語を紡いでみませんか?

(米国ペンシルベニア州を訪れる際は、ぜひケンタック・ノブでヘイガン・アイスクリームを味わってみてください!)

参考・出典:

Exploring Kentuck Knob in Fayette County - PA Bucket List

https://pabucketlist.com/exploring-kentuck-knob-in-fayette-county/

distinct Editorial team

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Gourmet

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Published  

2026/6/30

distinct Editorial team

2026/5/21

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