秋と言えば" 栗きんとん "
Kuri kinton is the very essence of autumn.
秋の深まりを「本物」とともに。オーガニックハウスの空間で味わう、岐阜の名店「栗きんとん」二選

フランク・ロイド・ライトが提唱した「有機的建築(オーガニックアーキテクチャー)」の思想を受け継ぎ、自然と住まいが美しく調和する空間を提案する「オーガニックハウス」。
流行に左右されない普遍的なデザインや、本物の自然素材が持つぬくもりを愛する皆様へ、この秋ぜひ味わっていただきたい和菓子があります。
それが、岐阜県・美濃地方を発祥とする秋の風物詩「栗きんとん」です。
材料は、厳選された国産の栗と少量の砂糖のみ。保存料や着色料を一切使わず、自然の恵みをそのまま茶巾絞りで形にしたこの郷土菓子は、まさに「食のオーガニック」と呼ぶにふさわしい逸品です。
今回は、数ある名店の中でも全国的な人気を誇る「すや」と「恵那川上屋」の栗きんとんを比較し、それぞれの魅力をご紹介します。あたたかな自然光が差し込むオーガニックハウスのダイニングで、秋の味覚を愉しんでみませんか。
■ 自然そのままの野趣と力強さを味わう、「すや」の栗きんとん

中津川に暖簾を掲げる江戸時代創業の老舗「すや」。こちらの栗きんとんは、自然の造形をそのまま生かしたような、素朴で力強い味わいが特徴です。
サイト:https://www.suya-honke.co.jp/web/onlineshop/i/110006
食感と味わい:栗特有の「ホクッ」とした感じを残すため、あえて少しだけ栗の粒を残して炊き上げています。茶巾でキュッと絞った手作りの跡も力強く、口に含むと、まるで採れたての和栗をそのまま頬張っているかのような濃厚な風味が広がります。

オーガニックハウスの空間に例えるなら:
自然石の壁面や、無垢材の力強いテクスチャー。装飾を削ぎ落とし、素材そのものの美しさと存在感をダイレクトに感じられるクラシックスタイルの空間に似た、堂々たる味わいです。
■ 洗練されたなめらかさと上品な甘み、「恵那川上屋」の栗きんとん

栗の産地である恵那に店を構え、自ら土づくり・栗づくりにも深く関わる「恵那川上屋」。こちらの栗きんとんは、職人の技術によって洗練された、なめらかな口どけが魅力です。
サイト:https://www.enakawakamiya.co.jp/item/0002190
食感と味わい:口に入れた瞬間、ほろりと解けるような繊細な食感。長年の経験によってなめらかに炊き上げられた生地は、どこか懐かしくも非常に上品な仕上がりです。ふわっと広がる優しい甘さが、じんわりと心を満たしてくれます。

オーガニックハウスの空間に例えるなら:
緻密に計算されたフランク・ロイド・ライトの幾何学的な意匠や、なめらかに仕上げられた木目の造作家具。洗練され、どこまでも心地よく住まう人を包み込むモダンスタイルの空間に似た、優美な味わいです。
■ 自然を愛でる、豊かな秋のティータイムを
栗の粒感と自然の力強さを残した「すや」と、なめらかで上品な口どけを極めた「恵那川上屋」。
同じ「栗と砂糖だけ」という究極にシンプルな素材から作られながら、これほどまでに異なる表情を見せてくれるのは、自然の恵みと職人たちの手仕事の賜物です。
窓外の紅葉や、室内に落ちる美しい光の陰影を眺めながら、温かい日本茶とともにいただく栗きんとん。オーガニックハウスが大切にする「自然とのつながり」を、ぜひ味覚でも体感してみてください。今年の秋は、ご家族でお好みの味を見つける「食べ比べ」を楽しんでみてはいかがでしょうか。